ビビアン・ウエストウッド
ビビアン・ウエストウッド


ビビアン・ウエストウッドである。

1970年代のパンクムーブメントを引っ張ってきた巨匠。「レットイットロック」というブティックが最初のデビュー。その後、セックスピストルズへの衣装提供をして、パンクファッションの元祖になる。80年代以降、古典的な技法や文化に学んだ作品を発表し続ける。

そして、2006年のテーマは、「プロパガンダへの積極的な反抗」。

齢64歳を数えながら、そのエネルギーは、尽きるどころか、ますます増幅しているかのように見える。世の中の矛盾に対しては、決して折り合わず、パンクムーブメントさながらの反抗を実践し続ける女性。

政治的なメッセージ。前衛的な服。そして、刺激的な言葉。社会に対する憤り。

「今のファッション業界の問題は、すべての人を無個性にしてしまうこと。それを伝えるためにはまだ私は辞められない」

変わらない普遍性。鋼のような精神。

その語る言葉は重く、激しく、そして、とてつもなく暖かい響きに満ちている。

人気blogランキングへ
2005-11-30 13:16 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(0)
クリティカルシンキング
クリティカルシンキング


クリティカルシンキングという本を読んでいる。(リチャード・ポール/リンダ・エルダー著)

クリティカル、要するに「批評」ということだ。「客観性」と言い換えてもいい。

そして、クリティカルシンキングは、つまり客観的思考とでもいうのだろう。

一言で言えば、冷静に判断しなさい、ということなんだろう。言ってみれば、なあんだ、ということだろうけど、現在の激動の社会情勢において、時として、幾許かの熱狂が、次第に増幅されて、カタストロフィを生むことも十分に考えられる。

尊敬するアーティストが、NY同時多発テロの後、「すべての熱狂に気をつけて」というメッセージを発していた。

きっと、そうなんだろう。

そう、現代社会においては、極めて冷静に徹することが必要なのかもしれない。

そして、それはいったい何のためなのかが重要なのではないか、と思う。
人気blogランキングへ
2005-11-29 13:15 | 本の紹介 | Comment(0) | Trackback(0)
パサージュ広場のペットボトルツリー
クリスマスツリー


「今年の大丸のクリスマスツリーは「クリスマスペットツリー。」スローライフやロハスといった、自分たちに出来る努力で大きな自然を守ろうという生活が、今や私達の生活にごく身近になってきています。そんな背景から生まれた「クリスタルペットツリー」の材料は、ペットボトル。再生資源の代表選手です。約7000個のペットボトルは、地球温暖化でヒートしつつある日本をクールにしたいという思いから、氷のツリーに生まれ変わりました。イルミネーションには、環境に優しい光LEDを使用しています。役に立たないと思っている小さなモノが、積み重なってクリスマスを飾るツリーに。モノを大切にする心使いや、挑戦し変わっていくことへの夢、そんな思いを託した「クリスマスペットツリー」。今年もこのツリーの下で素敵なドラマが生まれますように。大きさ14m点灯期間12月25日(日)まで。」

だそうです。とてもきれいでしたのでご紹介します。
人気blogランキングへ
2005-11-28 13:13 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(0)
博多について思うこと
博多


夜博多の方へ出た。

福岡と博多はどう違うのか?とよく聞かれるが、那珂川を境にして、西が福岡、東が博多というのがどうも一般的なようだ。この辺は、あまり全国的には浸透してない模様で、コンサートなどで福岡に来たアーティストが「こんにちは!福岡」と言ったり、「こんにちは博多!」と言ったりで、結構まちまちだったりすることからも解る。

現在、博多という地名は、「福岡市博多区」であるので、博多は福岡に含まれるということなのだろうが、イメージ的に博多という言葉は、独立しているような感じも受ける。これは、JRの駅が「博多駅」だったり、「博多弁」とか「博多祇園山笠」とかかなりの頻度で使われていることも作用しているのであろう。

つまり、こういうことだ。福岡は地名であるが、博多は「ブランド」なのである。福岡という地名の中に取り込まれるのではなく、博多はひとつの固有の価値として存在しているのだ。恐らく博多という響きからイメージするものは、古きよき九州の薫りであったり、豊かな食文化であったり、様々であるが、いろんな文化性を連想しやすい。そして、そのイメージはより増幅され、古きよき博多というものに対する憧憬は加速していく。そして、それが積みあがり、固有の共通するイコンを形成していく。

と、いうような博多文化論を言い出すと話が長くなってしまうのだが、今日僕が博多に出てきたのは、以前から参加している博多祇園山笠の忘年会が、行われたからである。

基本的に忘年会とはいえ、山笠行事の一環なので、「博多祝いめでた」と「博多手一本」で締めるというスタイルだ。つまり、公式行事という位置づけなのである。よって、我々若手は、粗相のないように振舞わなければならない、というような幾分の緊張を要するような場でもある。

とはいえ、がちがちのものであるか、といえば決してそうではない。言ってみれば、「当たり前のことが当たり前のように行われる場」。先輩を敬い、決して羽目をはずすことなく、社会の一員としての規律と礼節が守られる世界がそこにはある。そしてそれは当たり前のことでもあったりするのだが、実はそれは現代の人々が失いつつある何かであるのも事実なのだ。

そして、それは、同時に現代の弛緩した社会の構図を刺激するものでもある。

何が「当たり前」で何が「当たり前でない」のか、ということを考える場でもある。
そんなコミュニティに自分自身は関わりながら、多くのことを学ばせていただいている気がする。

会が終わって、博多川沿いを歩いた。目の前に博多リバレインのクリスマス装飾が煌々と光っていた。

スーパーブランドシティと銘打ったこの施設が、町人文化がベースになった博多の町に相応しいのかどうか、その疑問は今でも解けていない。
人気blogランキングへ
2005-11-26 13:11 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(1)
「みんなが好きです」番外編
サザンのライブに行って、改めて桑田佳祐の衰えぬパワーをまざまざと見せ付けられた。そして、相も変わらないその人気ぶりと、そしてそれが広い世代に渡って博しているということにも改めて気付かされた。

コンサートの途中、桑田がこんな話(ギャグ)を飛ばしていた。

「僕たちサザンっていうんですよ。最近人気あるみたいですよ〜」

思わず、わかってまんがな、とツッコミを入れたくなるような話だが、桑田本人は意外と人気とかセールスとかを気にしてないようで、実はすごく気にしているのだろう。

「(目の上にグーをおいて)ミスチルがこの辺なんですよ」とか「オレンジレンジよりはちょっとだけ上らしいっすよ」とかやたらと他の人の話が出てくるのは、桑田独特のMCなのだろうが、他者に対するライバル心というのもちょっと見え隠れするのも事実だ。

これは、漫画界の巨匠・手塚治虫が、生きのいい新人漫画家が登場すると、嫉妬心にも似た異様なライバル心を燃やしていたという話と共通している感じがする。

常にトップを走る人間の宿命というやつだろうか。「今自分たちはどの辺に位置しているか」ということに事のほか敏感になってしまうのだろうし、トップゆえにその位置から落ちたくないというある種の恐怖心があるのかもしれない。

そして、トップを守り続けるには、結果を出し続けるしかないのだろう。それは、CDセールスだったり、ライブでの人の入りだったり、指標は様々だろうが、その結果というものはかくも残酷に現実のものとして迫ってくる。

サザンの場合、僕らが抱く「イメージ」というものがある。それは、湘南の海だ。サザンという媒介を通じて、湘南の海、引いては、甘く切ない日本の夏を手に入れたいと僕らは思っているのだ。そして、その思いが需要者である僕ら側にあり続ければ、サザンという価値は普遍である。そして、恐らく桑田はそんな僕らの思いを十分に理解したうえで、全く裏切らずに、音楽という媒介に乗せて僕らを感動に誘っていく。
まさに、需要と供給の甘い関係ここに極めりけりだ。

そして、それはすなわち、トップを守り続けるためのひとつの戦略でもあると思う。

と簡単に言ったが、トップを走るものの宿命を受け入れながら、必ずその期待に答え続けていくことは、並大抵なことではないだろう。そこには、周到なマーケティングが必要である。しかし、それはあくまでも感動させる技量があってはじめてなしえるものである。

美空ひばり・長島茂雄に続く、国民的スターとしての桑田佳祐の殿堂入りもまもなくと思われる。その日が来るまで、これからも僕らに「熱い胸騒ぎ」を供給し続けてほしい。そのように心から希求し、今回の福岡ドームライブの結びとしたい。

桑田さん、これからも僕らを楽しませてくれ〜。

人気blogランキングへ
2005-11-25 13:09 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(0)
サザンオールスターズのライブ(その4)
サザンオールスターズ


アンコールの声と、ウェーヴが会場を席巻して、しばしの間、無人のステージであったがほどなくメンバーが現れた。

「みんな〜ありがとう〜みんなが好きです〜!」という桑田の声は、寄る年波の疲れなど微塵も感じさせない。ホントにこの人はエンターテイナーなのである。

そして、何が始まるかと思えば、なんと桑田が「玄界灘ブルース」を弾きだすではないか。実は桑田は、名ボーカリストであり、名ギタリストである。クラプトンばりのブルージーなギターや、今は亡きリトルフィートのジョージローウェルのようなスライドギターは、もう天下一品なのだ。

もっと聞きたかったのだが、それもこの歌の前では申し訳ないけど霞んでしまうでしょう。「せーの、ラララ ララララララ〜!」という声が会場内に響き渡る。そうご存知、「勝手にシンドバット」!

もう会場は興奮の嵐。右も左もお父さんもお母さんも、酸欠状態だあ!

そして、その興奮状態の観客を冷ますように桑田のやさしい声がドーム中に響き渡る。

♪風に戸惑う 浮気な僕 通り過ぎる あの日の影‥‥

300万枚のビックセールスを記録した「TSUNAMI」である。会場はまた違った興奮でこの曲を受け止めた模様だ。なんとも知れない感動がドームを包み込む。

20数年やってきて、最大のヒットを飛ばす。これはいったい何なんだろう。いかにサザンが作る音楽が、ポップで大衆性があり、また普遍的な何かを持っているかということだな。300万枚というセールスはたぶん、老若男女という層が購入しなければ絶対に実現しない数字だ。

そして、「LOVE AFFAIR」が歌われる。大黒埠頭、シーガーディアン‥‥。東京にいたころを懐かしく思う。

そして、エンディング「心をこめて花束を」。ジーンと胸が熱くなる曲だ。

すべての曲を演奏し終えて、サザンのメンバーがステージ中央に並ぶ。巨大モニターに桑田のにこやかな笑顔が大写しになる。「みんなが好きです〜!」「これからもサザンをよろしくお願いします!」という桑田からの挨拶がなんどもなんどもドームにこだまする。

いやいや、礼を言うのはこちらのほうだよ、桑田さん。今日も最高のステージを見せてくれてありがとう!

時計を見ると9時30分。熱狂のステージはちょうど3時間。充実のときであった。
人気blogランキングへ
2005-11-24 11:59 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(0)
サザンオールスターズのライブ(その3)
サザンオールスターズのライブ(その3)


ここからは、新旧織り交ぜた曲の展開となっていった。

「YOU」。サザンオールスターズというタイトルに収録されたナンバーだ。このアルバムが出たのは、1990年だ。カブトムシが2匹重なっているジャケット写真の意味はいったいなんだったのだろう。タイトルはBEATLESの「THE BEATLES」(通称ホワイトアルバム)を意識したものだったのだろうか?

その後、「海」「栞のテーマ」とまさしくサザンの王道湘南バラード(?)の連発が演奏される。会場はまさにうっとりと聞きほれている状態だ。夏の切ない空気が会場を包み込む。大写しになった風景は、どこの海だったんだろう。

お次は、「Bye bye my love」。「おお〜いい〜ことだ〜よね、YOU ARE THE ONE
〜」というサビがゆっくりと歌われた後に、最初のヴァース入るというアレンジだ。
実はこの曲、とっても好きな曲だ。間奏のテナーサックスが最高。ちょっとメキシコ民謡を彷彿とさせる名曲だ。

ここからは、新譜から「からっぽのブルース」「恋するレスポール」「夢と魔法の国」「キラーストリート」「限りなき永遠の愛」。「限りなき永遠の愛」という歌は、もうジョンの魂ここにありって感じだな。

「ロックンロールスーパーマン」という曲が流れているとき、なんと天井から風船が
落ちてきた。アリーナだけにしか降ってこなかったから、スタンドの皆さんはさぞ悔しかったでしょう。写真のものがその風船です。

「ミスブランニューデイ」のイントロが流れ出すと、観客は興奮の坩堝。(何回興奮の坩堝になってるんだか)この曲は、確か浪人時代だったよな〜。う〜ん懐かしい。
内容は、現代のブランド信仰とか偽者ライフスタイルを嘲笑したもの。

「マチルダBABY」「イエローマン」と続く。「イエローマン」では、黄色い「横断歩道」のフラッグをもって、桑田はステージの上でのりのりでした。ダンサーが横一線に並んですごくエネルギッシュ!

そして、最後「BOHBO NO5」で締めくくり。しかし、この「BOHBO」っていうのは、九州地区ではいかがなもんかねえ。「アメリカの女優でMMといえばマリリンモンロー、ではBBといえば誰でしょう!」「ボボ・ブラジル!(笑)」というのが昔ありましたね。女優だっていってんのにね。

そして、しばし、サザンのメンバーはステージ裏に引っ込んで、その間ドーム内は、ものすごーい歓声とウェーヴで包み込まれたのである。

人気blogランキングへ
2005-11-23 11:57 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(0)
サザンオールスターズのライブ(その2)
サザンオールスターズのライブ


新譜「KILLER STREET」からの曲がここから連続して演奏された。

ステージの後ろ側は、巨大なモニターがあり、その上に4台、両サイドにも4台づつのモニターが設置されていた。曲のイメージに沿って、CGを駆使した映像がそのモニターで流されるというしくみだ。

すべての曲において曲名がテロップで流れるのだが、「KILLER STREET」からの曲は、歌詞もテロップで流されて、聴衆への配慮が感じられる。

「神の島遙か国」という曲が始まる。この曲は、確かJALのCMで使われていたような気がしたが記憶ちがいか?沖縄音楽の旋律に、ボ・ディドリー風のリズムが重なってとても心地よい曲だ。サザンの海の典型的なイメージとは、また違った魅力がたっぷりつまっている。

「セイシェル -海の聖者-」「愛と死の輪舞」と続く。新譜を聞いていない自分としては、どれもはじめて聞く曲なので歌詞テロップを必死で目で追いながら聞いているのだが、どれもいい曲ばかりだ。

「JUMP」という曲が始まる。これはなんというんだろう、ブルーアイドソウル的なファンクののりがある曲で、AVEREGE WHITE BANDの「PICK UP THE PIECES」を彷彿とさせる曲だ。桑田の持ち味は、ブルージーなフレーズや湘南の海への憧憬だけではなく、ファンキーなビート得意技であることを改めて再認識させられる。

「愛と欲望の日々」。この曲は、テレビドラマ「大奥」でも使われていたのでご存知の方も多いだろう。ブルージー、湘南、ファンキービートとは全く関係ないところで、昭和ムード歌謡路線とでもいうのだろうか?この路線もサザンの根幹を成す重要なポイントだ。怪しげな歌詞+いつかどこかで聴いたようなメロディをノリのいいリズムとギターリフを、桑田のボーカルで纏め上げるというサザンとしての超王道路線。観客も総立ちで、バックダンサーの振り付けにあわせて踊りまくっている。

「別離」「ごめんよ僕が馬鹿だった」「リボンの騎士」と新譜からの曲が連続して演奏され、メンバー紹介という運びとなった。

ベースの関口和之の僧のようなつぶやきとか、ドラムの松田弘の「ひろしです!」とかギター斉藤誠の禿頭とか、ギャグもふんだんに盛り込まれたメンバー紹介だったが、やっぱりこれも一応リハーサルやってるんだろうな。

奥様・原坊の紹介。この人はいったい幾つなんだろう。ほんと年を取らない人だよな。なんかこの人どんどん若くなってるような感じなんだけど、何なんだろう。いったい。

そして、桑田佳祐自身の紹介があり、この後は懐かしい曲と新しい曲を織り交ぜながらステージが進んでいくのであった。

(続く)人気blogランキングへ
2005-11-22 11:55 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(0)
サザンオールスターズのライブ(その1)
サザンオールスターズ


サザンオールスターズのライブチケットが、幸運にも手に入り、その興奮のステージを目に当たりにしたのでレポートしたいと思う。

11月19日、土曜日。福岡ヤフードームには、まさに老若男女という表現がピッタリのたくさんの観衆が集まっていた。男女比は、3対7くらいであろうか?30代から40代の方が多いようだが、20代と思しき方、また見るからにティーンのファンもいて、サザンのファン層が、幅広いエイジに渡っていることを改めて感じた。

サザンの登場を今か今かと待ちわびるファンで埋め尽くされた会場内に、開演前の音楽が鳴り響く。「COME TOGETHER」「HERE COMES THE SUN」‥‥。サザンの新譜が「キラーストリート」というタイトルだからだろうか?会場に流れている音楽は、BEATLESの「ABBEY ROAD」の曲ばかりだ。

18時30分を少し過ぎたばかりだっただろうか、なんとなく会場がざわつきはじめたのを見計らうように、照明が消えた。その瞬間に、一気に歓声がドーム一杯にこだまする。

程なくゆっくりとメンバーが正面左手の方から登場する。皆軽快な足取りで、それぞれのポジションに位置する。ドラマチックに登場するのかな、となんとなく思っていたので、ちょっと拍子抜けしたが、結構自然な感じでこういう登場のしかたもありなんだろう。

そして、全員メンバーがポジションに着いたところで、これまた自然体の風貌で桑田
佳祐がちょっと小走りで右手を上げながら、登場した。会場が一気にヒートアップする。

斉藤誠の奏でるギターの音が会場全体に響き渡る。桑田が手にしているのは、フェンダーのストラトキャスター。レニークラビッツ風のブルージーな響きを序章として、1曲目が始まる。曲は「BIG STAR BLUES」!

♪へイちょっと待ってください、姉ちゃん!わたしゃファンキーなロックンローラー‥‥。

1981年に発売された「ステレオ太陽族」からのシングルである。当時はあまり売れなかった曲だが、24年の時を隔て、ドームライブでのオープニングに成りえるとは誰が予想したであろう。そして、その名曲をクラプトンばりの野太い声で熱唱する桑田のボーカルは、50歳を目前にしながらも微塵の衰えも感じない。

続けざまに2曲目。同じアルバムから「MY FOREPLAY MUSIC」が演奏される。確かこの曲は、発表当時、サントリーのウイスキーCMに使われていた。

♪見つめ合って髪にタッチ、両手で君の背にスクラッチ‥‥。

この「見つめ合って」の部分が、ウィスキーのCMだけに「水で割って」という風に歌詞変更がされていたと記憶している。タッチ、スクラッチというように「韻」を踏む言葉遊びは桑田の得意技だ。

曲が終わり、会場は最高の盛り上がり。そして、一瞬の静寂の間をぬって、原由子の軽快なピアノの旋律が流れ出す。3曲目は「希望の轍」。桑田初の映画監督作品であり、同時に最大の酷評を受けた映画「稲村ジェーン」のサントラに収録された名曲である。

♪夢を乗せて、走る車道、明日への道‥‥。

「車道」と「シャドウ」とがダブルミーニングになった導入部の歌詞は、明日への活力と疾走感で一杯だ。ピアノが全般的にフューチャーされているので、おそらくこの曲のアレンジ、前奏の導入などには、奥様である原由子の力が最大限発揮されたものなのだろう。見事というしかない。

3曲を連続して熱唱し、会場は興奮状態だ。「こんにちわー。サザンでーす。知ってまーす」と自分で突っ込みを入れながらの桑田MCが始まる。

「みなさーん。生まれ故郷の博多に戻ってまいりましたー。」と恐らくどこの会場でも言っているであろうギャグを飛ばすが、前回も同じ内容のことを言っていたのをこの人は覚えてないのだろうか‥‥。

「来年私も50歳になりますので、もう今の3曲で止めようかと思いましたが、今日はなるべくトークを多めにして、ゆっくりとやらせていただきますので、よろしくお願いします!」などとMCをするが、たぶんそんな気はないというのは、一目瞭然だ。

それからしばらくは、新譜「キラーストリート」からの曲が連続して演奏されることになる。

(続く)人気blogランキングへ
2005-11-21 11:54 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(0)
展示会初日
久留米


今日は、久留米の本社で展示会が開催された。

今日と明日の二日間。春物の商品を中心にした展示内容だ。

朝から、たくさんのお客様にご来場いただいた。

お客様同士が、顔見知りになって、そこかしこでいろいろと談笑される姿も見受けられて、とてもいいムードだ。

こういう展示会という場は、一種のコミュニティであり、創造的な何かを啓発する空間でもあると感じた。

ご来場いただいた多くの皆様に心から感謝を申し上げます。

(続く)人気blogランキングへ
2005-11-08 11:52 | 儀右ヱ門 | Comment(0) | Trackback(0)
若竹屋酒造の十四代目
明治大学の卒業生を対象として、「明志会」という会合があり、ちょくちょく顔を出させていただいている。

今日も博多座近くの、とある居酒屋で会が催された。

その会に、若竹屋酒造の十四代目・林田浩暢氏がゲストとしていらっしゃっていた。

お酒造りを中心とした話が冒頭にあって、そのあとは、皆で会食という流れだったのだが、到着したのが遅かったので、話を聞けなくて残念だった。

その後、若竹屋ご自慢のお酒に舌鼓を打ちながら、いろんな話をさせていただいた。

なんと、林田社長は、僕と同じ年で、なおかつ以前西武百貨店に勤めていらっしゃった、ということでこれまた僕と同じ職場だったのだ。

この「明志会」に参加しているということからも、彼も明治の卒業生であり、また形は違えど伝統産業に従事しているということもあって、何かと共通点がいっぱいあるのだ。

そんなわけで、いろいろと話が弾んだわけである。

弾んだついでに、これまた伝統工芸仲間の岡野くんと、2件目に林田社長を誘い込んで、歌うわ踊るわで大いに盛り上がったのだ。

そのときの写真は、あるにはあるのだが、とても人様には見せられない代物(?)で、かつこの写真が元で、いろいろと問題が巻き起こると僕もちょっと責任感じてしまうので、割愛させていただく。

そういうわけで、お酒造りのとてもいい話は別の機会に譲ろうと思います。

(続く)人気blogランキングへ
2005-11-07 10:47 | Life Sketch | Comment(220) | Trackback(0)
無印良品への想い、その2
無印良品


無印良品のデザインは、シンプルだ。

そして、シンプルこそ難しいものだと思う。

人は、すぐに「デザイン」という名のもとに、何かを「付加」してしまいがちだ。

しかし、その「付加」というものが、その人の勝手な思い入れとなってしまっているケースが多いのではないだろうか。

そして、それが「付加」+「価値」となるか「余計なもの」となるかは、その人の力量にもよるし、またそれ自体が「価値」であるかどうかは、あくまでも受け取った側にゆだねられてしまうというのも事実だ。

そんなわけで、そんな余計な(かどうかは別として)装飾は、一切排除して、機能美という観点でデザイン化していくことこそが、この無印の本質ではないかと思っている。

そして、そのようなミニマリズム、機能美というものは、果てしなく禅の精神に近い。

なにげなく、購入する、無印の製品一つ一つに、そんな思想が感じられてならないのだ。

それはすなわち、日本のひとつの文化の形だし、だからこそフランスやイギリスなどの異国においてもその価値において評価されるのではないだろうか。

そして、そんなミニマリズムとは、まったく真逆のものも、同時に日本の文化であると思ってしまうのだ。

それは、「装飾」の文化。彩り鮮やかな美しい色彩。

そして、それが融合するところに、また違った美しさが形成される。

だから、多色な絣の世界と、無印のシンプルは、相性がよい。

そのように思うのだ。

(続く)人気blogランキングへ
2005-11-06 10:45 | Life Sketch | Comment(1) | Trackback(0)
無印良品への想い、その1
無印良品


昨日、大分のわさだタウンに行ってきた。

このショッピングセンターの中に、トキハデパートが入っていて、その3階に我らの儀右ヱ門ショップがあるのだ。

そして、このトキハの2階には無印良品が入っている。

無印良品については、結構思い出がある。

以前、西武百貨店に勤めていたのだが、僕が勤めていた当時は「セゾングループ」というグループがあって、西武もこのグループに属していた。

他には、西友とかロフトとか大塚商会とか西洋環境開発とかインターコンチネンタルホテルとかパルコとかあって、このセゾングループは一大流通産業として君臨していたのだ。

そして、この無印良品もそのグループ傘下におかれていたのだ。

だから、当然のごとく、西武百貨店の中にテナントとして必ず入っていたし、その名残はいまも残っている。

そんなことから、なんだかすごく身近なものとして感じていた。

「わけあって安い」そんなキャッチコピーが新鮮だった。

普通はわけあって高いのだが、「わけあって安い」というのは、要するに、無駄なものを排除しました、ということである。

そんな無印のポリシーが見事に体現された秀逸なコピーだと思った。

そして同時に、無印は、日本文化を見事にデザイン化したブランドであると僕は思っている。

なぜそう思うか?それは明日記そうと思う。

(続く)人気blogランキングへ
2005-11-05 11:58 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(0)
由布岳
由布岳


午前中から、大分方面へ車を走らせた。

久留米ICから、鳥栖ジャンクションを経て、大分自動車道へ。

平日の午前中ということもあって、車もまばらだ。

1時間ほど、走っただろうか。

ちょっと、飲み物でも、と思い、由布岳PAに止まる。

見上げると、そこには雄大な大自然。

気持ちも晴れ晴れとなる。

九州に生まれて良かった、と感じる瞬間である。

(続く)人気blogランキングへ
2005-11-04 11:57 | Life Sketch | Comment(0) | Trackback(0)
久留米絣のメンズシャツ
久留米絣のメンズシャツ


久留米絣で仕立てたメンズシャツをこれから販売する予定だ。

久留米絣は、幅が38センチくらいなので、通常の生地の幅よりずいぶんと狭い。だから、シャツに仕立てるのには、パターン(型紙)などを変える必要があるのだ。

シャツというのは、当たり前だが、洋服だ。そして、絣の生地はもともと和服のものである。「洋」のものを「和」の素材で作るというのは、不自然かもしれない。

しかし、われわれは、その「不自然」なものが「自然」であるようにしていきたいと考えている。

われわれの暮らしは、すでに「洋化」している。そのあがなえない事実は事実として、「和」というものとどう向き合うか、どう取り入れていくのか、は常に普遍的なテーマとして存在し続けるのだ。

単純に「和」の素材を使って、「洋」のものを作りました、ということでない。

それは「融合」というものの本質的な意味だ。

「素材の味を損なうことなく、仕立てる。素材の良さを最大限引き出す。」

なんだか、料理みたいだが、ものづくりって案外すべて原理は一緒なのかもしれない。

そんなことを気づかせてくれた、宗左衛門氏に心から敬意を表したい。


(続く)人気blogランキングへ
2005-11-03 11:53 | 儀右ヱ門 | Comment(0) | Trackback(0)
もんぺ礼賛!
もんぺ


「もんぺが好きだーっつ!」

って声を大にして、叫びたいのである。

われわれは、もんぺというものをあまりにも軽んじているのではないだろうか?という声を日本もんぺ普及協会(いや、あるかどうかわからないけどね)が上げるまでもなく、やはりここらで、もんぺについての再認識と、それから再評価というものをするべき時期に差し掛かっていると思ってしまうのだ。

だって、もんぺって、軽いし、楽だし、ゆったりしてるし、穿き心地はいいし、ちょっとそこまで、ってときに、スウェットではチョットねってときに最適だし、農作業には便利だし、俺も穿いてるし、それから、エーット、博多祇園にある「鉄なべ餃子」の叔父さん(←これは、博多風にいうと親しみを込めて「おいさん」というのですね)もいつも穿いているし、って言うとキリがないので、この辺で止めておきますが、それぐらい、いや〜、もんぺって、いいもんですね〜(淀川長治調)としみじみとつぶやくぐらいの逸品だと思いませんか?

思う?思わない?ってそこんところハッキリ聞きたい。どうよ、ネエ、オイ!オイ!

って、感じでなんだか思わず声を荒げてしまうほど(反省)、まあ、すごくいいものだと思うわけであります。

そんな魅力たっぷりのもんぺですが、私ども儀右ヱ門は(急に商売口調)本場・久留米絣を100%使用した、本格派!をご用意いたしております。

それだけ、ついて、価格はなんと、4725円!(安い!)←手拍子&掛け声

ちょうど、今無料でお配りしている「もやい」冬号にも、もんぺ姿の女性(最高!)
が載っていますので、こちらもどうぞご覧になってくださいませ。

ところで、もんぺって、何でもんぺっていうのかな?

ご存知の方、いらっしゃたら、教えてくださいませ。←常に他力本願(反省)

(続く)人気blogランキングへ
2005-11-02 11:51 | 儀右ヱ門 | Comment(0) | Trackback(0)
米粒カットソー
米粒カットソー


儀右ヱ門の人気商品の中で、「米粒カットソー」というのがある。

もう、5年くらいだろうか。儀右ヱ門のヒット商品として、ずっと君臨しているのだ。

素材は、綿のワッフル素材である。もともと、ベビー服などに採用されていた素材なので、その肌触りは折り紙つきなのだ。

(今、書いてて思ってけど、折り紙つきってなんだろう?折り紙っていうのが、賞賛に値するシンボルなのかな?知っている方いたら、教えてください)

もともと、アメリカで生産されていた素材で、セレクトショップなどでは、結構以前から広く知れ渡っていた素材なのだが、僕たちは、この素材に特殊な加工を施して、この素材のよさをさらに引き出すことに成功している。

(って、すごい自画自賛で、赤面ものだが、実際そう思うから仕方ない)

とにかく、一度着れば止められぬ。

なんか、銘菓「博多ぶらぶら」のフレーズみたいね。

そういえば、「博多ぶらぶら」は確か「いえもん」ってメーカーじゃなかったかなあ。

と、どうでもいいことばかりになってしまったので、とにかく一度着てみれば間違いなくそのよさが分かりますので、どうぞごひいきによろしくお願いいたします。

(続く)人気blogランキングへ
2005-11-01 11:49 | 儀右ヱ門 | Comment(0) | Trackback(0)